母から言わせると、
僕は「自己愛性パーソナリティ障害」に当たるらしいです。
どうやら、20歳の時にうつ状態から入院した時、
医者が母にそう告げて以来、僕にはそういうレッテルを貼られていた。
ということを最近になって知りました。
最近そう言われたので、自己愛性パーソナリティ障害についての知識はありませんし、
どうすれば良いのか対処法を知ってるわけでも、
まだ自分が本当にそうなのかさえ疑っているところです。
なので、この記事によって、
同じ症状で苦しんでたり悩んでいたりする人、
もしくは、家族や友人がそうである人の参考になるものではありません。
というか僕自身がどうすればよいか、教えて欲しいから、
とりあえず、今わかることを綴って行くことにします。
これまで自分自身を表現してきた言葉たち
Highly Sensitive Person(HSP)
内向型人間
アダルトチルドレン
気分変調性障害
回避依存症
これらは、まあ自分に当てはまるかもしれないと思ってきました。
それぞれの言葉については触れません。ご興味のある方は検索してください。
さまざまな気質や症状がありますけれど、
自己愛性パーソナリティ障害、とはこれまで意識したことがなかったので、
まあ正直なところ、本当にそうなのか? というところが掴めておりません。
そして、そういうレッテルを貼られたところで、
僕が何か得をするわけでも、人生や気分が向上するわけでもないですが、
まあ、他人が見てそう思うのでしたら、ちょっと参考にしてみます。
(この辺りが尊大な態度なのでしょうか?)
自己愛性パーソナリティ障害の診断をしてみる
とりあえず、診断基準を調べて見ます。
Wikipediaを見て見ましたが、どうもDSM4(精神障害の診断と統計マニュアルの一つ前のバージョン)を参照しているようなので、
最新のDSM5から翻訳している以下のサイトを参考にします。
自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)の症状と診断 | 医者と学ぶ「心と体のサプリ」
- 現実の自分とかけ離れた大げさな空想やそれにもとづく行動
- 他者や世間から高い評価でほめたたえられたい欲求
- 他者に対する共感の無さ
この3つの特徴が20代頃までに始まり、様々な場面で目立つ。具体的には以下のうち5つ以上の症状が見られる。
- 自分は非常に重要で偉大な人物だという思い込みがある。それを裏付ける業績や才能を大げさにアピールするが、実際には内容がともなっていない。
- 自分の成功、権力、才能、美しさ、愛に関して、現実にそぐわない理想的な幻想にとらわれている。
- 自分は一般人とは違う特別な選ばれし者だと信じていて、同じように特別な地位にある人や団体としか関わるべきではない、そういう人たちにしか理解できない人物だと思っている。
- 常に他者や世間から、大げさにほめたたえられることを求めている。
- 特権意識が高い。周囲は自分に対し、特別有利な対応や意のままに従うのが当然だと思っているが、実際にそのようにされる理由を持ち合わせていない。
- 自分の目的達成のために他者を利用する。
- 他者の気持ちや欲求や都合を理解しようとしない。
- 他者に強烈な嫉妬をする。反対に、周囲が自分の能力や美貌に嫉妬していると決めつけることもある。
- 尊大でごうまんな行動や態度が目立つ
これを元に考えると、
自分の判断では、1〜5までの項目は確かに当てはまるところがあるかもしれませんので、
自己愛性パーソナリティ障害と呼んで良いのかもしれません。
でも、例えば9版の傲慢で尊大な態度とってるつもりは無いのですけど。
まあ、それは感じ方次第ですしね。。
それに、自己を過大に評価させたいがために、
尊大で傲慢な態度を取ってないアピールのため、
卑屈で慇懃になる傾向はあるのかもしれません。
というか、この診断、
絶対本人が判断するタイプのものじゃ無いでしょうw
この質問に素直に「はい」と答える本人がいる時点でおかしい気がします。
自己愛性パーソナリティ障害の原因を探る
テスト結果として、自己愛性パーソナリティ障害と言われてしまったら、
それは仕方ありません。とりあえず自分がそうだという前提で考えて行きましょう。
上記で紹介したサイト、および、
自己愛性パーソナリティ障害とは?特徴やタイプ、境界性パーソナリティ障害との違いって? | LITALICO(りたりこ)発達ナビ
とこちらのサイトを参考にさせてもらいます。
で、どちらの場合も、自己愛が強いという訳ではなく、
むしろ、歪んだ自己愛を持ってしまっている。
あるいは強い自己否定感に裏打ちされている。
といったことが自己愛性パーソナリティ障害に繋がっていると書かれています。
懐かしの「アナ雪」じゃないですけど、
ありのままの自分を受け入れられないことによって、
自分には到底不可能な理想や目標を設定して、
そのギャップに苦しんだ結果、
中身が伴わないのに、言動や行動のみが尊大になってしまい、
人間関係などに支障をきたす状態ということらしいです。
共感性の欠如や、他人を自分の出世の道具としてしかみなさないなど、
サイコパス的一面も持ち合わせている感じでしょうかね。
うーむ、適切に自己肯定できないというのは分かりますけど、
自分がそんなに共感性が欠如されていて、
尊大で傲慢であると思われたことってそんなにあるのかなあ。。
むしろ自分の評価よりも、相手の評価の方が高くて、
謙遜するなと言われたりすることの方が多いんですけどね。
自己愛性パーソナリティ障害とどう向き合うか
ただ一つ思うのは、
態度としては謙遜しているつもりでも、
どこか、他人は自分のことを高く評価して当たり前、
と思ってる節はあるかもしれません。
(過去の出来事全然整理できてませんが)
幼少期のことに少し書いたと思いますが、
小さい頃は神童とさえ呼ばれたことがありますw
そうやって、期待されたことをやって来てしまう、
そして自分は人の期待に応えることができると確信することによって、
ある程度、成果によって裏打ちされた自信ができあがったのだと思います。
でも、それはそこまで的外れではなくて、
少なくとも、
https://mentalsupli.com/disease/personality/narcissistic/narcissistic-symptom/#i-3
このサイトに書かれてあるような、日常に起きる大きなトラブルを起こすほど、
周囲への配慮が無かったり、不遜すぎる態度を取ることは無いと思います。
①周囲の人の都合をかえりみず、職場の人や家族と上手くいかない
②常に人の評価を気にしているため、感情が不安定になりやすい
③人に対する評価や態度がコロコロ変わる
④決められた社会ルールが守れない
⑤一人で時間を過ごすことができない
この5つのうち、当てはまるのは②番くらいでしょうか。
人の目はやっぱり気になります。
結論:僕はこうします
「今のままでいいや」
これが結論です。
もちろん、ギャンブル依存だとか、
正しく自己を肯定できるようなマインドや行動は改善していきますが、
こと「自己愛性パーソナリティ障害」について、僕はあまり考えないことにします。
そういう傾向は確かにあるかもしれないですし、
自分の身の丈に合わない名声や成果を妄想することはあります。
やっぱり自分のことが一番大切ですし、
表面上は尊大で傲慢に見えなくとも、腹の中はまあ割と悪いこと考えてたりする。
でもねえ、それくらいじゃ障害じゃあないと思うんですよ。
多分、よくある話なんじゃないですかね。
確かに20歳の頃、うつ状態になった時は、
辛さをアピールするために、かなり傲慢で不遜で、
それでいて自傷行為をしてみたり、
まあ色々ひどい振る舞いをしてみたので、そんな診断を下されたかもしれません。
でも、やっぱり多少は丸くなりましたよ。
もちろん、依存症を含めて他の課題は山積みですが、
そこにあえて新しく自己愛性パーソナリティ障害なんて持ち出す必要は、
今の僕には無いのかなあと思っています。
それじゃあ、病識が足りない!
とか僕が気づかない点での指摘があれば知りたいところではあるので、
お気づきになられた方はぜひコメントください。